- 空間全体を音楽で満たす、新しいスピーカーのカタチ。Space Ariaは波動スピーカー「 エムズシステム」の正規試聴ルームです。歌うように生きる(ARIA=歌う(伊語))をテーマに、新しいライフスタイルをご提案いたします。
- 街が豊かだなと感じるのは広場やストリートで多くの表現活動を目にするとき。 街を豊かにするひとつの流れになればなと、東京丸の内のNPO法人「街角に音楽を」と連携し、ミュージシャンの活動をサポートしています。
- 100年という時の流れと共にバックを通して暮らしを見つめ街を彩ってきたカニワ。 その流れを止めることなくエッセンスを凝縮しました。いいデザイン、素材、技が あれば、バックも音楽を奏でると私たちは考えます。
- 会社名:オフィスカニワ
- 代表: 鹿庭 弘百
- 住所:香川県高松市古新町1-4 WINDビル103
- TEL:087-851-5855
- FAX:087-821-2016
- E-mail:info@aria-music.jp
中学の頃からラジオのむこうにある音楽に魅せられ、その後の人生においても、私の生活に音楽は欠かせないものでした。ドラムやピアノ、ギターの演奏、友人達との演奏活動、そしてレコード会社にて音楽、映像制作に関わり、音楽のイベントにも参画しました。ただ時代の変化と共に、世の中の音楽の在りようが大きく変化した事も感じていました。
音楽はデジタル技術により手軽になり消耗品として街に溢れています。
けっしてすべてのものがそうとは云いませんが、送り手も受け手も、本来、音楽が音楽としてあったその現場から遠いところへと離れつつあるように思います。
3年前、東京で久しぶりの友人達とジャズセッションをおこなった翌日、とある場所でエムズシステムスピーカーに出会いました。
人の出入りの多いカフェでしたが、ゆったりとしたコルトレーンのバラードがその場の時間とは別の、深く柔らかな空気感を漂わせていました。
直感してすぐに手に入れ、まず感じた事は、これは本当にすごい音の存在感を持っているスピーカーだということ。
私自身(ドラムプレーヤー)が実際の演奏をするときに、スネアドラムの前で聞くブラシや、近くで聞こえるピアノの響きがそこにありました。
まさに音楽のその空間が再現されたかのようです。
ましてや素晴らしい演奏家の、奇跡ともいえる演奏を再現するのですからその場のバイブレーションの豊かさは想像に難しくありません。
音楽の細部の情報という以上の、ふくよかで深い音楽の「うた」が感じられ、それまで聴きなれた音楽にも多くの発見がありました。
キースジャレット、チェットベイカー、コステロ、マッカートニー、エリスレジーナ、ミルトンナシメント、ヨーヨーマ、モーツァルト・・・。
時間を忘れ、久しぶりに何枚もCDを聞き続け、心が開放され様々な音楽の表情を旅する・・。
私にとっての音楽は以前にも増して、さらにインスピレーションに溢れたものとなったのです。
この感動を紹介したく「演奏家のいない演奏会」を何度か開催したところ、ありがたいことに多くの人たちにお喜びいただき、それは私にとって、実際の演奏活動とはまた別の、新たな楽しみとなりました。
私にとってエムズシステムスピーカーは、自分にとってのもう一つの楽器となりました。
良い音や音楽に、対峙するのではなく、ゆったりと包まれ身をゆだねる事で、その素晴らしいエッセンスにふれ、本物のリラックシングと新たな感動の高みと深みを感じる事・・。
それこそ、自然なスタイルの上質な音楽の楽しみ方で、そのバイブレーションは聴く人も、その人を囲む様々なものをも、豊かな色に変化させてくれると思います。
もともと音楽自体もわかるとか、わからないではなく、ごく自然に求め楽しんでよいもの、
自由で柔軟なものです。
そんな私なりの視点で、このシステムの素晴らしさをお伝えできればと、このオンラインショップをオープンいたしました。
一人でも多くの方が新しく豊かな音楽の楽しみに出会える事、そして、その喜びがつながり拡がっていける事を願っています。
このスピーカーのサウンドの革新性をどうお伝えすればよいでしょうか・・?
音楽はほとんどの場合、その演奏がマイクで録音され、ミックスダウンされ、情報としてCD(アナログレコードはもちろん)や他のパッケージに落とし込まれます。
その情報は後にオーディオシステムで再生され、私達のもとに届くわけですが、このエムズスピーカーを介在することによる最も大きな特徴は、情報がその出口でもう一度演奏されるかのような素晴らしい音の存在感をもたらしてくれることではないでしょうか?
再生ではなく再演奏・・・。
生演奏は良いね・・と私達はよくその場の感動を表現します。それは通常の情報としての音にはない五感で体感するバイブレーションや、場の気持ちよさを感じるからです。
「もはやスピーカーではない、これは楽器」といわれるように、音楽がそこで奏でられる感覚ですから、例えばヴァイオリンのような本物の楽器のように、当然、部屋全体をその音は包み込むし、音楽の豊かな表情や響き、内包する様々なエッセンスを私達は受け取るわけです。
これが私の考えるエムズシステムサウンドの大きな特徴です。
もうひとつの点は中音域の美しさです。ミュージシャンの細野晴臣さんはコメントで、あるレコーディングミキサーのことをこう紹介しています。
「この時の吉野さんは自分のミキサーとしての特徴を「中音域主義」と話していた。それはいわゆる「ドンシャリ」という、中域がカットされ高低域が増幅されていく時代に忘れられがちな音の品格のことだったと思う。その中域の美しさこそ、矢野顕子がピアノの音を録る時に、吉野さんを必要とする理由だ。しかし現在のデジタル音源が主流の時代、吉野さんの中域主義という自尊心は深く傷ついて来たであろうと想像する。」
このエムズシステムスピーカー。もちろんその臨場感も素晴らしいのですが、さらにこの「中音域の美しい音の品格」・・その豊かさを実感できるシステムともいえるのではないでしょうか?
このスピーカーによってあなたの感性が新たなサウンドに出会えますよう・・・。
自らもミュージシャン(ドラムプレイヤー)として都内ライブハウスにて演奏。
ジャンルを問わずグッドミュージックのもつ限りない魅力をお伝えしたいと考えています。
高松市在住。