「旅館大沼」5代目湯守 大沼さん
「五代目湯守が惚れ込んだ!」波動スピーカー体験
私は、千年の歴史を持つ宮城県は鳴子温泉郷・東鳴子温泉で百年ほどつづく温泉宿を経営しています。私は近頃、五感をフルに使った新しい温泉湯治を模索していました。そんなある日、波動スピーカーMS1001にめぐり会ったのです。まず私の目を引いたのが紙と木の自然素材でできた和太鼓のような可愛らしい姿です。そして家具のような落ち着いた風合いがあり、どんなライフスタイルの空間にもなじむだろうと思いました。しかも普通、スピーカー・システムは2本対というのが常識となっていますが、この波動スピーカーMS1001は1本だけで、それ以上の働きをしてくれるらしいのです。設置場所、リスニングポイントも特に選ばす、なんと床にそのまま転がしておいてもよいとのことでした。
早速、スピーカーを試聴してみました。どこからともなく静かにクラシックが流れ始めました。音が流れ始めて一番最初に思ったことは「一体どこで音が鳴っているのだろう?」ということでした。視聴ルームには他にも何台かのMS1001が置かれていましたが、全くその音源がわかりません。エムズ・システムの三浦さんの話によると、まだどのスピーカーが鳴っているか当てた人はいないとのことでした。空間全体が音のバイブレーションで満たされる、そんな感じです。そしてさらに聞きこんでゆくと、スピーカーの存在自体も消え失せ、あたかもそこに演奏者がいて演奏しているような臨場感に包まれてゆきました。「これは一体?」私も過去にスピーカー・システムなどに凝ったこともあり、現在も有名なB社のスピーカーを使っています。たしかに現在のスピーカーも音は良いのですが、この波動スピーカーMS1001はただ単に音がいいというだけではないようです。
「何が違うのだろう?」私は心地よい音のバイブレーションに浸りながら、心の中でつぶやいていました。「心…。そうだ、この音は心にダイレクトに響いてくるのかもしれない」
波動スピーカーが奏でる音楽は聴くというよりは、感じるといったほうがはるかに近い感覚があります。通常、演奏者や歌手は音楽を通して聞き手に伝えたいことを、録音という形でCDやレコードに刻みます。この波動スピーカーはそのデジタルの音信号を単に再現して出力するのではなく、限りなく生の演奏や歌に近く表現してくれます。演奏者や歌い手が演奏や歌を通して本当に伝えたかったことが、こちらに伝わってくるような気がしました。またリアルで豊かな音色は、スピーカーというよりは楽器といったほうがふさわしいかもしれません。音の広がりも、このコンパクトなボディのどこから響いてくるのだろうという位空間のすみずみまで行きわたり、自分がコンサート会場にいるような錯覚さえ覚えるほどでした。気がつくと私は、この全く新しい音の世界にすっかり魅了されていたのです。
すっかり満ち足りた気持ちで波動スピーカーの試聴を終えた私にある変化が起きていることを気づくにはさほど時間がかかりませんでした。実はこの試聴をした日は、一ヶ月ほど前にひいた風邪をずっとこじらせていて、微熱があり体調が思わしくありませんでした。
試聴にくる途中、街角で献血をしようと思い、ブースに入ったのですが、やはり微熱があったことと、朝に風邪薬を飲んでいたのが理由で断られてしまうほどだったのです。
それが、波動スピーカーの試聴を終えた時、すっかり微熱特有のだるさがなくなっており、体が楽になっているような気がしました。でもそれはきっといい音で、いい音楽をゆったりして聴いたからだろうなと思っていました。体調が良くなったことを、エムズ・システムの三浦さんに言うと、三浦さんはにこにこしながらこう語ってくれました。「実はこのエムズ・システム・サウンド MS1001は世界最先端の波動エネルギー技術を使って創られていますので、音が響いている空間や聴いている人のエネルギーを理想的なバランスに調整してくれるのですよ」私は、波動エネルギーと聞いても、なんだか難しそうでぴんときませんでしたが、スピーカー自体の音色が素晴らしく、さらに音楽を聴いている人も元気にしてしまうなんて一挙両得じゃないかと勝手に喜んでしまいました。私はますますこの波動スピーカーが気に入ってしまったのは言うまでもありません。
私は今新しい湯治に取り組んでいることは前にも申し上げました。温泉という天の恵みの力をいただき、心と体のバランスのとれた健康づくりをしてゆくことが私の役目と心得ています。昔の湯治は、過酷な労働からの数少ない解放の時でした。もちろん、体を悪くしてしまい、医者に行ってもなかなか直らない人の治療の場でもありました。そして現代においても、多くの人が常に時間とお金に追われ、複雑な人間関係を背景にストレスに満ちた社会生活を送り、いつ病気になってもおかしくない、いわゆる半病人になっています。
そういった現状を見れば、形は違っても本質的には、人が湯治のような心身のバランスをとる場を必要としていることには全く変わりありません。逆に、社会がより複雑化してしまった現代こそ、本当の癒しが求められていると言えます。
少しおおげさな言い方ですが、私はこの波動スピーカーと出会い、はじめて音楽の奥の深さをかいま見たような気がしています。今もジャンルを越えて、音や音楽そして素晴らしい演奏者への興味は増すばかりです。それもこの波動スピーカーによって音の魅力を再認識させてもらったからです。「音楽療法」というセラピーもありますが、そこまでいかなくても誰しも人生の中で音楽に精神を鼓舞され勇気づけられ、そして傷ついた魂を癒された経験をもっていると思います。そう、音楽も温泉同様、我々に与えられた天からのプレゼントなのです。
波動スピーカーMS1001との出会いによって、私の目指す湯治に「音・音楽」という新たな魅力が加わりましたことを本当に嬉しく思います。なんと言ってもここは鳴子=“鳴る”子です。もともと音とは縁が深い土地なのです。自然の中でゆったりと温泉に入り、心身共にほぐれた状態で、全く新しい音の世界に身をゆだねてみる。それはとってもシンプルだけど、とっても豊かな時間かもしれません。旅館大沼では、湯守の湯治プランでの音楽プログラムのほかに、定期的に豊かな自然の中にある山荘で波動スピーカーの試聴会を開催しています。百聞は一聴にしかず。皆様を新しい音の世界へご案内いたします。お気軽に温泉に入りがてら、お越しくださいませ。
Posted: 4月28日, 2008 under ユーザーコメント.