細野晴臣。吉野金次と波動スピーカー
友人が明日、京都へ細野晴臣さんのユニットを聴きに行くらしい。いいなああ・・。
はっぴいえんどで凄いと思った細野さんと松本さんのリズムセクション。
当時にしては抜群のオフビートのくっきりと、そしてゆったりとしたリズム。
ベースを弾くというより、音楽の重要な一部を作り上げるメロディアスなアプローチ・・。
自らがコンポーザー、サウンドクリエーターであるという意味ではポール・マッカートニーに通ずる素晴らしいベーシストではないでしょうか?
昔のレコード会社時代の上司は国吉さん。クラウン時代の細野さんの一連のワールドミュージックのディレクターしてきた有名な人でした。
はっぴいえんどからホソノハウス、ティンパンアレイあたりはドラマーが林立夫さんに変わりよりタイトなリズムへ・・。(松本さんのドラムプレイの揺れも僕は好きでしたが・・。)
さてそのころのミキサーは細野さんが絶賛する吉野金次さん。
この狭山で録音されたアルバムが出たとき、当時の日本のレコーディングとまったく違う音楽の存在感にビックリしたのを覚えています。
もちろんザバンドなどと共通する自宅録音の空気感もあるが、ひとつひとつの楽器が独立しているにも関わらず全体が一つの歌として見事にメロディとなっている。
この吉野さんは、その後幸運にも僕が偶然参加できた高橋幸宏さんレコーディングに一度いらっしゃったことを記憶しています。
「中音主義」といわれる上品な、つまり「音」ではなく「音楽」を知り尽くした彼のサウンドを波動スピーカーで聴くと、この素晴らしいミキサーが大切に考えたものがよくわかります。
「ホソノハウス」と波動スピーカー・・。
空間が見えますよ。
Posted: 9月5日, 2008 under ミュージックメモリー.