ソウルボーイ 佐野元春
11月18日、随分久しぶりに佐野元春さんが高松でコンサートを行った。
高校で同級生、音楽部で一緒にバンドをやったり、ジャズでセッションしたりした同級生である。あれから一度は30歳ころフジサンケイグループのイベントで出会ったか、・・?
だけどこの20年くらい、僕は東京~高松で運命が様々変化した時を過ごし、そして彼は人々にエネルギーを与え続けてきたワンアンドオンリーのアーティストとして時代を駆け抜けてきた。
ステージ上での彼はロックのうねりの中、多くの観衆の過去と現在と未来に向けて言葉とビートを届け、そして彼等を受け止めていた。
ステージの上の彼は楽しそうで、若いコヨーテバンドを引き連れた様子は、まるでボブディランとザバンドのようだったな。
思い返せば高校時代の彼も群れることなく、自由で、そして孤高の存在だった。
一人合点かもしれないが、高松から東京へ行った僕も彼も、ある意味、音楽部内ではアウトサイダー的だったのだ。
いつもポライトでミステリアスで内に炎を燃やしていた。
コンサートのあと、幸い会って話をする機会があった。楽屋に行くと佐野元春君がそこにいた。共通の友人の話、今思ってること・・。時代について感じていること、・・。
30年以上の時間、何があったかは聞かずともたいした事ではなかった。互いに何もないはずはないが、あの頃共に歌い感じた気持ちは変わらないからだ。
高校時代と本質的に変わらぬ笑顔とハートを持った彼に出会って、とてもうれしかった。 また会えるといい。
Posted: 11月20日, 2010 under ミュージックメモリー, 日記, 波動スピーカー, 街角に音楽を.
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