リラックシング サウンド
バンド全盛時代の後に台頭したフュージョンやスタジオミュージシャンの注目された70年代末から80年代のミュージックシーンにおいてはSTUFFを中心としたニューヨークのグループが最高に輝いた時代です。
僕ももちろん大好きなドラマー「スティーヴ ガッド」とキーボードの「リチャード ティー」ギターの「コーネル デュプリー」「エリック ゲイル」ベースの「ゴードン エドワーズ」の5人の作り出すゆったりとしたグルーブ(ノリ、ウネリ)は都会のヒューマニティを感じさせるなんともとろけるような魅力にあふれていました。
もちろん彼ら自身のアルバムも素晴らしかったのですが、このイギリスのボーカリスト「サリナ ジョーンズ」と偶然来日していたSTUFFが録音した「MY LOVE]のゆったり感はスンバらしい。
当時、ある劇団に所属していたガールフレンドにこのアルバムを貸すと気に入って録音してツアー移動の間ずっと聴いていましたね。
このグルーブの大きな部分は「リチャード ティー」のつくる圧倒的なビートによるもの。
「スティーヴ ガッド」の教則ビデオでも彼と「リチャード ティー」のデュオが見られるのですが、テクニカルなアプローチの得意だったガッドがグルーブ(ノリ)の師と仰いだのがこのワンアンドオンリーのキーボード奏者でした。
もう一枚はやはりこの二人やベースの「チャック レイニー」などが入ったあの「ジョー コッカー」の「LUXUARY YOU CAN AFFORD]です。
この「LADY PUT THE LIGHT OUT]というロマンティックな曲の後ろの静かな盛り上がりといったら・・・。大好きです。
ボーカルのバックをつとめる彼らの素晴らしさには本当に参りますね。
このあたたかで理知的でゆったりしたサウンドは「波動スピーカー」のバイブレーションにぴったり。
おすすめサウンドです。
Posted: 5月11日, 2008 under ミュージックメモリー.