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MY Diary ロハスタウン高松からお届けするグットミュージックダイアリー

Archive for 5月 1st, 2008

2008年5月1日

サパトスとエムズスピーカー

PICT1724.JPG


サパトスさんたちも前から聴いてみたいとおっしゃってたエムズシステムスピーカー(波動スピーカー)。香川県高松市滞在中に時間をとり来店されました。
現在は店の前が再開発で落ち着かないため、4階の自宅部分に試聴ルームを設けています。
日本でボサノヴァのギタリストといえば第一人者の木村さん、ジョアン・ジルベルトがかかったとたん「おー凄いねえ!生々しい」とびっくりされました。木村さんらしく部屋を移動しながら音像を確かめる。
音色の素晴らしいサックスの三四郎さんはジッと目を閉じサウンドに浸っていました。目を開けて「いいですねえ!」と・・・。
大人を惹きつけるアコースティックサウンドが素晴らしく、音楽業界などの枠やシステムにとらわれない独自のポジションで音楽を奏でるお二人は、まさに「音楽の自由さ」という意味でエムズシステムスピーカーと共通する魅力を感じさせてくれます。
いつも音楽に触れているプロミュージシャンを感嘆させるこの音・・。
とてもうれしい時間でした。

2008年5月1日

サパトスの5日間 

画像 015.jpgIMG_1640.jpg画像 024.jpgIMG_1453.jpg

4月25日から29日まで5日間のサパトス小春日ツアーが終了、今朝、丸亀町事務所への訪問後、彼らを見送りました。
東京に着くのは夜中でしょうか?
このツアーを振り返ると、多くの方々の、良い音楽をこの街に招きたいという思いがつながって、よくぞこんな気持ちの良いウエーブが生まれたなという感じですね。
プライベートに近いライブも加えると5日間で10ヶ所でのライブ。
正直言ってさすがに有料のどこかの場所では動員が難しいかなと少し心配をしていました。
しかし、主催も後援もない今回の自然発生的な動きを各メディアの方々や協力者の方がたにとても応援いただいたおかげで、結果的にはどの場所でも多くのお客様においでいただきました。
ミケイラではライトでオシャレな雰囲気を、県主催のサンアンジェリーナと栗林公園では優しい佇まいを、umieでは素晴らしいリラクシングと化学変化を、スピークローではボサノヴァの深さを、丸亀町の壱番街やサンポートではまさに最高の街の風景を、松ヶ浦マリーナでは自然と溶けあった響きを、きまま亭ではアフターアワーズの楽しさを・・・。
キャリアをうかがわせる音楽の深さがどの場所でもそれぞれの色を魅せてくれ、ほとんどをアテンドした僕も楽しくご一緒できました。
丸亀町でも冒頭にあいさつで申し上げたのですが、僕は高松や香川県が、サパトスのような表現者が風景として自然に溶け込むような場所になればいいなと思っていました。
なぜそう思うのかはっきりしなかったのですが、彼らが帰った後、一抹の淋しさとともにふと考えていて、少し気づいた事がありました。
その理由は彼らがいわゆる音楽業界とかレコード会社とかのシステムに組み込まれず、ただ自由に「生きる」ように音楽をやっているからではないでしょうか?そして同時にそれがレベルの高い本当のグッドミュージックであるからではないでしょうか?
オリコンで何位とか、番組タイアップとかではなくて、自由だから聴いていてリラックスするし、聴く人がそこに音楽を楽しむ姿勢を感じ取れる。
讃岐は古くから芸どころといわれてきましたが、支店経済の変容やグローバリズムのなかで、なにかそういう自然な楽しみ方を見落としてきた部分もあるのかも知れません。
そしてそういう表現や楽しさがごく当たり前に身近にあることが本当の意味の都会的な洗練であり、魅力的なコンパクトシティを目指すこの地が志向していくべきもののように思うのです。
学ぶとか習得するではなくただ感じる・・・。ただ楽しむ・・・。
「街角に音楽を」
良い音楽は街の風景を豊かにする。
この流れを大切にしたいものですね・・・。
注:僕が一緒に演奏できたことも、もちろん大きな招聘理由です。
  お察しのとおり(笑)